- 第三者承継
- 紙器類卸売事業
五陽商店
お客さまとの関係性を引き継ぎ、地元小浜での第三者承継を実現。
代表:木崎秀治さん (右) 譲受者:西 良徳さん (左)
- 承継の種類
- 第三者承継
五陽商店→若狭明販有限会社 - 所在地
- 小浜市小浜住吉50-11
- 創業
- 1976年
- 事業概要
- 紙器類卸売事業
- 従業員数
- 1名
事業承継者の選定が難航 自社紹介資料を基に交渉を支援

近年、小規模事業者の後継者不在による休廃業が増加しています。そうした中、飲食業や旅館などへの紙器類や包装資材の販売および印刷物を請け負う五陽商店は、今年、地元小浜市での第三者承継を実現しました。
代表を務める木崎秀治さんは2024年に83歳を迎え、腰痛悪化などの体調の変化もあり小浜信用金庫に後継者不在について相談すると、第三者承継の検討をすすめられたといいます。
事業譲渡先として東京の企業から手が挙がり、オンラインで打ち合せをしましたが、「お客さまに対し、直接向き合い最後まで面倒を見るのが私のスタイル。効率を重視する都会の方針は合いませんでした」とその時は合意には至りませんでした。
その後も譲渡先候補との意向の違いが数社続き、選定は難航。福井県事業承継・引継ぎ支援センターが同社の事業内容や強みなどをまとめた自社紹介資料を作成支援し、よりスムーズな交渉をサポートしました。
その後、小浜信用金庫から「小浜で新規事業を探している良い方がいる」と紹介されたのが、若狭明販の代表を務める西 良徳さんでした。
お客さまとの関係を承継 宅配との相乗効果も

若狭明販は嶺南全域から福井市までの嶺北エリアで、meiji商品の宅配事業を展開しています。近年の人口減少や商品の値上がりを受け一本柱での成長に不安を感じた西さんは、相乗効果のあるM&Aを模索。小浜信用金庫から五陽商店を紹介されると、「配送面で自社の宅配を活用でき、規模も合っていたことから事業の承継を決めました」と語ります。
昨年夏、第三者承継に向けた話し合いがスタート。温厚で人当たりの良い西さんに、木崎さんは「業界未経験の不安はありましたが、頭の回転も行動も早い非常に熱心な方で、話を進めていただきました」とほほ笑みます。
交渉は順調に進み、外部専門家として派遣された弁護士のもと事業譲渡契約書を交わしました。
事業譲渡を終え、木崎さんは「自分の限界を感じたら、早めの判断が一番。信頼できる方にお世話になる勇気さえあればうまくいきます」と振り返ります。
西さんは「価格やネットの利便性ではなく、『この人からモノを買う』というお客さまと木崎さんとの関係を引き継ぐことを強く感じています。今後、段階を踏みながら、既存のお客さまとの相乗効果を高めていきたいです」と未来を見据えます。
譲渡先:若狭明販有限会社
- 所在地
- 小浜市東市場52-37
- TEL
- 0120-81-3694
- 創業
- 1963年
- 事業概要
- 乳飲料・乳製品の小売業
- 従業員数
- 26名

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